ついに理解者あらわる!ヘビーメタルに関する国際会議がオハイオ州で開催される

ウォールストリートジャーナルによれば、今年の四月に学者たちが黒のバンTを着用して、メタル文化についてまじめな議論を繰り広げたそうです。

場所は米オハイオ州、ボーリンググリーン。世界中のロックファンがこの大学町に押しかけ、4日間にわたって音楽とアルコールとヘッドバンギングに酔いしれたそう。「ただのパーティーじゃね~か!」と思いきや、それが違うんです。「ヘビーメタルと大衆文化に関する国際会議」なのです。一般人からは不愉快とさえ言われる音楽のヘビーメタル(ヘビメタ)について研究する学者らが、一堂に会する世界最大級のイベントなようです。

「一般人からは不愉快とさえ言われる?」聞き捨てならね~な!!世界でもヘビーメタルは嫌われ物のようです(涙)。

会議でメタル研究について講義する英社会学者、キース・カーン=ハリス氏

見るからにメタルが好きそうだ(笑)。会議の内容は、

  • 黒の超越:ノルウェーとトランスナショナル・ブラックメタルの美学での悪魔崇拝、中世趣味、自己の暗啓蒙」
  • プエルトリコや中国、アゼルバイジャン、マダガスカルのメタルシーンの民族学的探求
  • 「デスメタル」のシンガーの深いうなり声を徹底研究し、息を吸う叫びと息を吐く叫びの違い
  • 一部の「スピード」メタルバンドがひそかにコンピューターを使って超高速ドラムを再現している事実
  • バンドによるマスクやフェイスペイントの利用拡大の経緯

などなど、本格的すぎる。特に「ヘビメタバンドがコンサートで着用するTシャツの歴史」は非常に気になります。ニュージーランドではパーティーとメタルをこよなく愛するニュージーランドの下層階級、通称「ボーガンズ」の研究のため政府から8万ドルの助成金を与えられたそうです。ニュージーランド政府すげ~。

ちなみにニュージーランドと言えばSonic Altarですよね。


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ハードコアでいえばAntagonist A.D.。


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ニュージーランドシーン結構熱いね。そのほかには国際的に著名なメタルバンドをフランスがなかなか生み出せない背景について講義など、こんな会議が4日も続くんですよ。大学で意味のわからん講義を聞くよりよっぽど楽しそうじゃないですか。めっちゃ参加してみたいんだけど。

この会議アメリカでは初の開催だったようですが、4大陸から175名の学者やミュージシャン、中にはGWARの元メンバーも参加したようですね。


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見た目はふざけていますがサウンドかなり好みです。これは一般人から嫌われても仕方ないな(笑)。GWARの元メンバーは会議で「16歳のころの精神状態を持ち続けるんだ」と語ったようです。

これも名言ですが、メタルのミュージシャンやファンが言った「誤解や疎外されることに誇りを持っている」という言葉にも非常に納得しました。激音をこよなく愛するあなたならよくわかりますよね?

前回では日本でのデスメタルのイメージが悪すぎる内容を書きましたが、全世界の仲間たちも同じ体験をしている。誤解や疎外されていることがよくわかりました。

ブラック・ダリア・マーダーがビルボードでランクインしようがそれは激音のファンが多く購入していることで一般人はほぼスルー、ビルボードに入ることで一般人のごく一部には衝撃を与える事はあると追いますが、ライブやフェス、最高の音源を何度も発売することで全メタルファンたちの知名度を地道に稼いだ結果なんだなと感じました。ちょっと勘違いしていました。

アメリカでは一般人にまでブラック・ダリア・マーダーが浸透していると言いましたがそれは間違いだったんですね。これは逆にうれしかったな。だってブラック・ダリア・マーダーにも誤解や疎外されることに誇りを持っていて欲しいからね。一生デスメタ街道まっしぐらで突っ走ってください!!!

激音ファンを虜にしビルボードにランクインしたブラック・ダリア・マーダーは本当に素晴らしいね。

河内野

追伸:

ブラック・ダリア・マーダーが気になったあなたは、7月14日(日曜日)までに申し込んでね。期間限定でプレゼントもあるよ。くわしくは、ここをクリック

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