■エモい季節「秋がやってきた!」■歴史的なEMOの名盤と10時間を超える店長のEMOプレイリスト

EMO



昨日までは30度近い気温の日から一転、気温も一気に下がり「」らしくなってきたね!



」といえば思い浮かぶのは

・食欲の秋
・スポーツの秋
・芸術の秋
・読書の秋
・紅葉


でもなくEMOの秋でしょう!



夏が終わりを迎え、陽は短くなる、青々としていた草木が少しずつ紅葉し、落葉、枯れ始める切なさ、春や夏はいろんなものが生み出されていくパワーを感じるんだけど秋は失っていくイメージ、どこかオセンチになってしまうようね、だからEMOいサウンドが染みるわけである。




ってことで今回は俺的EMO特集、名盤などを紹介していこうかと思う、最後に俺的エモベスト的なプレイリストもアップしたんでSpotifyを利用している人はぜひ、通勤通学やウオーキング、ランニング、作業用BGMにお使いください!



まず自分とEMOが出会ったのはいつだろうと記憶をさかのぼったんだけど、記憶が正しければ、時は1998年あたりEMOという言葉すら知らなかった高校時代、駅前にある小さいCDショップにて特集されていたDoghouse Recordsの特集、




今思うとなぜこんな田舎にある無難な音源しか置いていない小さいショップでDoghouse Recordsとコアなレーベルが特集されていたのかは謎すぎるんだけど、そこで出会ったChamberlain の「The Moon My Saddle」というアルバム!



The Moon My Saddle





完全にジャケ買いでしたね(笑)正直、程よくオルタナも感じさせる王道なカントリーテイストなロックってイメージかな、ハマることはなかったんですがバイトで必死で稼いだ少ないマネーって買ったもんだから擦り切れるくらい聴いたね、後に聴いたEmoの名作としてよく挙がる「Fate’s Got A Driver」 のほうがかなりEmoいのでそちらをオススメしますがこの「The Moon My Saddle」も聴いてみてほしいね!


Emoと定義してよいのかわからないけどWEEZERのブルーアルバムや「Pinkerton」はChamberlainよりも前に聴いてはいたんですが今回はEmoとしては省きますね、あとエモのルーツ的なDAG NASTYやFUGAZIなどにも手を出しましたが当時は良さがわからず(笑)




Chamberlainも当時はEmoとして認識していたわけでなく高校も卒業し専門学校に通うようになってから聴く音楽も広がってからEmoというサウンドを認知しハマっていくわけですが、1999年、タワーレコードの視聴コーナーで聴き美しさと切なさと力強さに衝撃が走りすぐさまレジへ向かった記憶があるのがJimmy Eat Worldの「Clarity」が僕の中でのエモいサウンドなのである!



Jimmy Eat World




この作品からエモというジャンルを知りはハマって言った人も多いんじゃないかな?こちらは秋っていうよりもクリスマスがコンセプトにあるアルバムだから冬だね!キラキラとした雪の結晶のような繊細で美しい旋律、若さゆえの清涼感と美しく儚くもその奥深いところから感じれる力強い激情、僕の中でのEmo極まりない一枚である!捨て曲なし!



「Clarity」で僕のEmoが開花してしまったわけで、そこから多くのEmoバンドを知ることになっていきます、Emoを語るうえで欠かせない一枚といえば、代表曲であるin Circlesも収録のSunny Day Real Estate の「Diary」なんですが僕の中では「The Rising Tide」が初SDREで彼らの中でも一番好きな作品!



SUNNY DAY REAL ESTATE

当時の冬休みに始めた警備員のアルバイト、1時間に1台通るか通らない山奥の工事現場の交通誘導、しかも夜中、寒さと怖さとの闘い、そんな中、普通はダメなんだけど「誰も通らないし」と制服の内側にCDプレーヤーを忍ばせこの「The Rising Tide」を一晩中リピートして聴いて誰もいない山奥の暗闇の中で昇天していた記憶がある、エモでありエモを越えてしまった芸術的な一枚!Jeremyの決して「歌うま!」とは言えないけど繊細で危うさの中にある芯のあるハイトーンな歌声と神々しく美しくも闇を感じさせるメロディーラインも無二、エモ好きもオルタナ、グランジ、シューゲ好きも改めて聴いてほしぃ神作ですね!




Emoで一番好きなアルバムは?そう聞かれたら真っ先にこたえるのはElliott の 「False Cathedrals」ですね!

Elliott

Emo好きの友人に借りたのがこの作品との出会いなんですがイントロからCalm Americansが始まった瞬間に再生をストップさせ「これは自分で購入しないといけない名作だ!」と感じ速攻で家を飛び出し友人宅のポストにCDをを放り込みそのまま全力でレコ屋に行き購入したのを覚えている、帰宅後にCDをセットし改めて聴きなおす、40分近く昇天しまくり、その日のバイトの時間も忘れるほど、遅刻し店長に怒られた帰りに聴く「False Cathedrals」がよりエモく感じましたね(笑)


ジャケットも素晴らしく、このジャケに描かれている廃墟的な場所に立っている自分、空間的な奥行きのあるサウンドはとても前衛的なエモくアートである!なだれ込むエモーショナルが体をまとっていくような多幸感、とにかく美しく壮大なスケール感、ところどころで魅せるポストロック的な実験的なアレンジのセンスも聴きどころ!そんなサウンドにChrisの繊細な歌声が絡み合い聴いているものを別世界へと浮遊させてしまう魔法のようなサウンド、死んでしまっても持っていきたいアルバムである。次作はよりポストロック的なんですがいろんなものがそぎ落とされ研ぎ澄まされた名作なのでそちらもぜひ!


そしてなんと今年2022年、19年ぶりに再結成ってことで今はツアー真っ只中、新しい音源が出たら失禁間違いなしですね!



Elliott以降に空間的で浮遊感もあり、ポストロック的な要素も感じさせるバンドにハマっていくんですが、MINERALThe appleseed castAmerican Footballも僕の中で大切なバンドなのですが元MineralメンバーによるThe Gloria Record の 「Start Here」は俺的Emoの神盤である!

The Gloria Record Start Here




このアルバムを手に入れる前にEPを聴きA Lull In Traffic でぞっこんラブになったんですが、2002年リリース唯一のフルアルバム!ハードコアやエモのCDを買うならSTMオンライン!今は亡きSTM通販でポチっと!届くまで本当に待ち遠しくワクワクした記憶が蘇ってきます!Mineralの良さを残しつつもエレクトロ、ポストロック的な要素が強く、おなじみクリスの今にも壊れそうなナイーブな歌声にまばゆい太陽の光が注ぐ宇宙空間をさまよっているかのようなスペーシーで浮遊感あり壮大でドラマチック、エモよりもポストロックに近い作品ですがエモ好きからインディーロック好きも聴いてほしぃ一枚である!



時は1999年当然サブスクやネットの環境すらままならない時代、この作品は今は亡きアメ村のタワレコにて購入したの覚えている、当時ハマっていた311のSoundsystemと一緒に購入したのを覚えている、エモ好きなら誰しもが好きであろう名盤ですねThe Get Up Kidsの「Something to Write Home About」である!


The Get Up Kids




タワレコでも激プッシュされておりキュートなアルバムジャケットに目を惹かれ視聴を開始、1曲目からエモ史に残る名曲holidayで始まる、甘酸っぱく疾走するイントロから泣きじゃくるメロディーライン、これぞエモな青く甘い歌声、ゾクソクっ!と全身に鳥肌、ホリデーのサビあたりでもうヘッドフォンを外しレジへ向かいましたね!楽曲はholidayにも勝る名曲だらけってのもすごいね、ポップでキャッチーだから仲の良いメロコア好きからWeezer好きの友人たちも大絶賛だっだのを覚えています。パンキッシュなエモソングから聴かせるピアノエモまでバンスも良き、先日のウォーキングにはこのアルバムをBGMにしてたんだけどラストのI’ll Catch Youなんかは秋の大自然と相まって感情が爆発寸前、思わず涙ぐんでしまいましたよ!永遠に青春時代へ戻してくれるのが「Something to Write Home About」である!




少し落ち着き青臭さを抑え大人になった次作の「On a Wire」やさらに成熟した「Guilt Show」のほうが秋にはマッチしてるかもねそれ以降の作品も良作ですね、ヴォーカル、マットの別バンドThe New Amsterdamsやキーボードを担当していたマシューのReggie And The Full Effectもオススメです!






実際にエモにどっぷりハマったのは90年代の終わりから00年初期なんですが、中古ショップで激安で見つけたSense Fieldの「Killed For Less」は所持していたんですが当時はハマることなく数年後の2001年、タワレコ見つけたエモーショナルなジャケ「Tonight And Forever」、バンド名も忘れていたくらいに印象なかったので美しいジャケに惹かれ購入!ジャケ買いですね!家に帰り恐る恐るCDプレイヤーにセット!これが大当たりの名作でした!



Sense Field – Tonight And Forever

ジャケットデザイン最高でしょ?ダイナミックなオルタナも感じさせる美ロックなテイストが強いアルバムなんで当時のエモコア好きからはあまり話題にならなかったような作品の記憶がありますが、フーファイすきの友人は気にってくれましたよ!朝ドラ女優並みの透明感、アートワークの広がる鮮やかな空のような広大なダイナミックさ、美しい旋律を奏でるピアノやストリングス、力強くもソフトな印象のジョンの歌声、決して上記で紹介したGet Up kidsのHolidayのような爆発的な名曲があるわけではないんですが、毎年この時期になると聴いてしまう魅力は爆発力でもなく心を癒してくれる優しいエモーショナルなのかもしれない! 次作「Living Outside」も同じ流れのサウンド、03年に解散後、ジョンはFurther Seems Foreverでも活躍しましたね!そんなジョンも天に召されて早6年になりますね・・・・




2000年代も半ばになってから知ったのがTexas is the Reason の 「Do you know who you are」この作品もEMO史に残る名盤ですよね!


Texas Is The Reason – Do You Know Who You Are?



2000年初期~半ばあたりからレコ屋に出かけるよりもSTMの通販でCDを買うことが多くなり、さらに知識を深めていったんですが、そこで出会ったのがこの作品、元Shelter108RESSURECTIONのメンバーを中心に結成された90’sエモの決定版、ルーツにあるのはハードコアだからこその荒々しさにエモ独自の繊細さとナイーヴなアティテュードから作り出される美しいメロディー、エモのフォーマットを創り上げたのは彼ではないかと思う、1枚のアルバムを残して伝説となったTexas is the Reasonからまず聴いてほしいね!ちなみに初めて買ったエモのTシャツはこの「Do you know who you are」デザインでしたね!解散後にメンバーはNew Rising SonsJets to BrazilSoleaでも活躍することになるんだけど、特にJets to Brazilは要チェックね!





2000年初期~半ばあたりからまだまだアンダーグランドの中での流行だったエモもメインストリームでも人気が出だしてよりポップなエモロック、エモの良さでもあった音のガチャガチャ感も一気にクリアっていきましたよね!Something Corporateの「Leaving Through The Window」が老若男女に大流行、Jack’s MannequinMaking Aprilも人気だったね!ピアノエモバンドが続々と出現してきたね!




流行に乗って大概のピアノエモバンドは聴いたんですがほとんど記憶から消えています(笑)中でもチルいCopeland や 甘酸っぱくメランコリックなMAE、ピアノからストリングス、壮大で透明感あるAriel Kill Him、などはいまだに聴く大好きなバンド。





エモもよりロックなテイストが強くポップな方向のバンドが多く、逆にエモから派生したスクリーモではより激しく、そこからスクリーモ以降のポストハードコアの勢いがすごかった時代が00年半ばから後半ですね、ピチピチのTシャツ(Vネック)に細いパンツ、派手なバックル、黒髪にメッシュの入った髪型などエモファッションも流行りましたよね(笑)、世間でも会話で「エモい」が良く使われだした頃かな、6tlgkduapld11




僕がPositivediveを始めたあたりもこのようなスタイルが流行っていましたね、今では考えられないんですがユースサイズにあたるYMやYLサイズのTシャツが良く売れていた、上記のような恰好をしていた苦い記憶がある人いるはず(笑)流行って怖いねwww


それ以外にもAmerican FootballCap’n JazzJawbreakerThe Appleseed CastThe Promise Ring、etc…紹介しきれない名作は多くありますが今回はこの辺で・・・・紹介しきれない名曲達はプレイリストにまとめております!10時間以上あるので作業用BGMにぜひ!





2010年あたりエモバンドは有名どころしか追いかけなくなったし、ほとんどディグらなくなってしまった・・・2010年代以降の「これだけは聴いとけ!」ってエモバンドぜひぜひ教えてください!コメント欄に記載してくださいね!別記事で現行のEMOバンドのことも書く予定なのでいっぱい教えてくださ~い!



あと数は多くはないですが90’sのEMOバンドのグッズ、Tシャツなども取り扱っているのでこちらをクリックしてね!




最近でいえばElliottのマーチもリリースされましたよ!見ての通りエモいデザインと渋いカラーリング、たまりません(*ノωノ)

Elliott / エリオット - U.S. SONGS Tシャツ(グレー)








追伸:
Spotifyでは聴けないんだけどRevelation所属で2006年にリリースされたGracerのVoices Travels収録のEmily Taylorをふと思い出したんだけど久々に聴いてウルウルきてしまった。この曲のように忘れているバンドや名曲もたくさんあるんだろうな・・・・

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