【バンドマンへの提案】練習も大事だけど、ステージ衣装はもっと大事な理由

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地元のライブの打ち上げに参加したんだけど、若手のバンドが言ったことに、先輩バンドがモノ申していたんだよね。

先輩バンドマン

おつかれ!今日のライブよかったじゃん!

若手バンドマン

ありがとうございます。

ライブでの音の出し方、MCのやり方など、詳しくディスカッションされていた。僕もその中に入り、会話に参加していたんだけど、話はステージングや衣装についての話になったわけ。

若手バンドマン

先輩達ってライブの衣装ってこだわってます?やっぱり見られる立場だから結構考えるんですよね・・・

先輩バンドマン

はぁ~気にしね~~し、俺は音楽で勝負してるから!

若手バンドマン

そうですか……

先輩バンドマン

ステージで着る服なんかを考えている暇あったらもっと練習しろ!

若手バンドマン

はぃ……

異様な空気が流れていた。その場は頭をかくしかなかった。

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正直に言うと、「先輩よ、それ間違ってない?」そう思ったんだ。

先輩バンドは結構ベテランのバンド、後輩バンドは結成して間もなく、ライブもまだ10回程度のバンドだったわけ。

両方ともに激しいパンクバンド、先輩バンドのステージを見て思ったのは音はかっこいいし、MCでもよいことを言っているが、新鮮味がない。

地元では毎回同じ曲で、MCも似たようなこと、そして正直ダサイ。ダサイと言うか、衣装なんかは全く気にしていない感じ、というか汚い。ダサくてもバンドの空気感があって、サウンドとマッチしていればいいけどそれも感じない。

若手のバンドはオシャレしてきた!って感じだけど、バンドのカラーを感じれるしサウンドは若手って言うだけでフレッシュで勢いがある。先輩バンドのようにダラダラした感じはない。

視覚と聴覚両方でかっこいいと思えたのは若手のバンド、サウンドの好みとかではないよ。

「ステージで着る服なんかを考えている暇あったら、もっと練習しろ!」

この言葉は僕の心には届かなかった。俺は正直言って、先輩バンドマンが言ったことは間違っていると思う。

練習が足りず、悲惨な演奏をしたバンドならその意見も飲み込めるんだけど、素人目に見ても、後輩バンドはかっこいいバンドだと思ったし、演奏もしっかりしていた。

音楽勝負ってのもすごいわかるけど、それプラス見た目、視覚で楽しむことってすごく大事なことじゃないのか。

ヤバいくらいの音楽に、見た目もイケてたら相乗効果で、もっとかっこよく見えるわけじゃない?だったらステージの衣装もたいせつだろう!

バンド側ではなく、お客さんとして、そしてバンドグッズのショップ側として言わしてもらうからね。

バンドの衣装とはそのバンドの見た目である!

考えてほしい。ライブやPVは視覚だよね。SNSなどでは写真を残すわけだよね。ファンなら見るよね?これだけでも衣装って大切でしょ?

バンドグッズを販売して感じているのは、バンドはブランドでもあるってこと。メンバーの姿は、ブランドの顔と言うこと。

やはりオシャレなバンドは人気が出るのが事実。サウンドがイケていて、ファッションもイケているバンドと、サウンドはイケているけどダサイバンド、君ならどっちを好きになる?当然前者だよね。

Your demiseなんかとくに、見た目にも最高に気を使って、着実に人気を徹底させたバンドである。PVであろうが、ライブであろうが、イケている衣装で登場し、ファッション・アイコンとまで言われるようになった。


※携帯で動画を見るにはここをクリック!

Your demiseのThese Lightsのビデをはファッションの教科書みたいだよね。

バンドのカラーがイメージできるのも衣装のおかげだ。たとえば、バンドグッズを毎回愛用しているバンドなんかは、どんなバンドが好きでルーツにあるのかもわかるよね。ジャンルやどのようなシーンにいるかもわかる。ジャンルレスのライブなんかだと特にね!

例えば、オシャレバンド、HundredthはShelterのシャツ着ている。「え、Shelter好きなの?」と意外なことでバンドがさらに好きになることもある。レイキャポが好きなら反応してしまうよね。


※携帯で動画を見るにはここをクリック!

地方だと、僕たちが好む激音のバンドは結構少なく、ジャンルレスなイベントになってしまうことも多々ある。そんな時には、特に注意が必要だ。

オシャレでいろ、派手でいろ!ってわけじゃないよ。そのバンドのこだわりや、カラーを大事にしてほしいんだ。バンドマンは「見た目」もブランドの一つであると意識して欲しいんだ。

衣装にも気を使い、サウンドと見た目が合致した特の破壊力はすごいものになるのだ。

先輩よ、バンド練習も大事だよ。けどね、衣装にもバンドのセンスを求めているという意見が多いことを分かってほしい。

さて次回は、実際にどんなアイテムがステージ衣装に向いているのか、売る側の立場から、俺がいろいろ提案することにしよう。楽しみにしていてくれ。

河内野

年末年始のコーデはバンドマンに学べ!

年末年始は同じ趣味を持つ仲間から、
趣味が合わない仲間までがいっぱい集合する時期です。

そんな中でオシャレかまして注目されたい!

同じ趣味を持つ仲間から、
趣味は合わないが仲の良い仲間まで、

「お前はいつもシャレオツだな。」

そう言わせたい!

トレンドを取り入れつつも根っこの部分はぶれたくない。
だったらオシャレなバンドマンにコーデを学べばよい。

そこに自分の個性をプラスすればもう最強です。

と言うことで今回はオシャレバンドマンのコーデを集めてきました。

まずは、The Ghost Inside

前縦に細見が今のトレンドではあるが、細すぎず太すぎないスタイリングは、
The Ghost Inside が得意とするところですよね。

Tシャツにパーカー、そしてコーチジャケットでストリート感を出す。

靴ひもの配色を変えるだけでおしゃれ感も出るし、その紐とジッパー
カラーがあってるだけで統一感が出ます。


続きまして、Hundredth。

ボーカルがおしゃれなんだよね!

革ジャンにバンドT、パンツ、すべてをブラックでキメて、
ロックテイストでありながらサイジングは細すぎないストリート感を出しています。

古き良きハードコアスタイルと、現代ではジワジワ人気の、新しく感じるクルーネック・トレーナーを装着。少しカジュアル感が強すぎるクルーネックも、ネックレス一つでおしゃれ感が出ます。

Tシャツなどに比べ、少し丈が短いのを利用してレイヤードで楽しむのもポイントです。そこに他のメンバーが愛用しているカットオフのデニムジャケット、デニムベストなんてのもグッド。


For The Fallen Dreamsのボーカルもオシャレの達人。

アメリカの土臭さを感じつつもパンツの折り具合や
Vネックをこよなく愛用しているあたりは上級者。

線がはっきりしていないチェックのボタンシャツもトレンドなので
この時期はインナーにバンドパーカーを装着して上にボタンシャツを着る。

ありじゃないでしょうか。


続いて、Upon A Burning Body。

かっちりとしたスーツスタイルが彼らの定番ですが、普段着もオシャレです。
今流行中のロング丈のアウターを持ってくるあたらりがオシャレマン。

ワンサイズ大きめのアウターや長めのアウター類、
で、インナーにバンドTシャツとカーディガン。

渋さを出しつつバンドマーチがメインになるコーデもグッドです。


新作も楽しみなDeez Nuts。

J. J.はオーストラリアのおしゃれ番長ではないでしょうか?

ハードコアの良さと次世代のメタルコア、スクリーモ、
両方の良いところをミックスしている彼のスタイリングは
いつも参考にしています。

Pコートを持ってくるあたり、
そしてそこにパーカーを合わせるあたりがグッド。

大きめのサイジングのアウターに細いパンツを腰ばきするスタイルは
ヒップホップなどのスタイリングも取り入れている。

ドロップデッドをストリートに着こなしているのも彼らだけではないかな。

ベルトのバックルの見せ具合、レイヤードもばっちり。

ミドルコート + パーカー + インパクト大のバンドTシャツ、
このスタイルも参考になります。


Sleeping Giant

こんな感じに防寒としてバンダナを顔に巻いて
THUGいスタイルもいいかもね!


EmmureのFrankie

ジャストで着こなすストリート感が素敵なFrankie。
僕たち激音の中でもスタジアムジャンパーが今暑いですよね。

これらが現在のトレンドのキーワードのようです。

  • デニムベスト
  • ダウンベスト
  • ナイロンジャケット
  • ミリタリーテイスト
  • グレーとレッド
  • 迷彩 総柄

これらをバンドマーチとプラスさせて
年末年始のコーデを楽しみましょう。

「僕が好きなバンドはどんなスタイルなんだろう。」

って気になりますよね!

僕たちの中でも有名なバンドからさらに掘り下げて
コアなバンドのスタイルを検索し、
自分なりに取り入れるのは本当にお勧めですよ。

これまで登場してきたバンドのスタイルも
やっぱり基本はバンドマーチがメインだからね!

アウターなら寒かろうが閉めずにインナーの
Tシャツやトレーナー、ロングスリーブのデザインで勝負!

これが基本ですね。

ではでは。