現在「Live by The Code」(「掟に従って生きる」の意)と名付けられた最新アルバムを制作中のテラーですが、ハードコア・バンドだからきっとメンバーの人柄も極悪なんだろうな。普段から怒ってるんだろうな。信号が赤にれば「ファックユー!」と言いながらアクセルを床につくくらい踏み込んで、ラーメンにコショーかけ過ぎたら怒りのワンマン・モッシュピットで店内を粉々に破壊し、レコーディングがうまく行かない時はスタジオの機材をぶち壊して逃亡する。そんな感じで毎日を過ごしているんだろうな。怖いな。
家は郊外で遠かったから誰かの車に相乗りして週2回は通ったよ。この店で最初に買ったハードコアのレコードは、シック・オブ・イット・オール(Sick Of It All)の7インチとチェイン・オブ・ストレングス(Chain of Strength)、サイド・バイ・サイド(Side by Side)、そしてノー・フォー・アン・アンサー(No for An Answer)のそれぞれ7インチをまとめて一回で買ったんだ。
スコット:
「韓国でプレイした時のことなんだけど、トイレに行ったら壁に Keep The Faith って言葉が書かれてたんだよ。バンド、Warzone(ウォーゾーン)が言ってた言葉だよね。ウォーゾーンは大好きなバンドで、音楽的にはそれ程影響は受けていないけど全体的な雰囲気や歌詞、そして彼らが信じていたこととか、そういう面でテラーは凄く影響を受けたよ。
ウォーゾーンは歌詞やTシャツのデザインとかにさっきの「Keep The Faith(信念を貫け)」って言葉をよく使ってたんだけど、俺的な解釈で言うとこの言葉は「どんなに困ったことがあってもあきらめるな」「ハードコア・コミュニティーで嫌な事があっても信じ続けろ」「ハードコア・シーンが流行で変わってしまっても、またいつか元通りになると信じ続けろ」「ハードコアを信じ続けろ」って意味なんだ。
だから韓国のライブハウスのトイレで小便をしながらこの言葉が目に飛び込んで来た時に思ったのは、「こんなに遠く離れた国でウォーゾーンを、そしてこの言葉を知っている人がいてクールだな」ってこと。そしてその瞬間に気が付いたんだよ。俺自身もハードコアに対する信念を貫いているんだから Keeper of The Faith (信念を貫く者) じゃないか!って」(55分50秒)
イギリスのロック専門誌「ケラング!」の「ケラング!アワード」で、Hottest Male 部門(ロック界で最も魅力的な男性部門)にノミネートされているのは他でもない、アスキング・アレクサンドリアのベン・ブルースだけれど、カッコいいのはその容姿だけじゃないぜ。
彼らの最新ミュージック・ビデオも鼻血が出るほどカッコいいよ!セカンドアルバム「Reckless and Relentless」の3曲をショートフィルム風にまとめた内容で、iTunes ストアで300円で売ってます。R指定(成人向け)入ってます。ファンは買いです。俺も見たけど80年代HR/HMにリスペクト!って感じでめっちゃカッコ良い。